2013年01月21日

職員採用

雨の月曜日は何とはなしですが憂鬱ですね。

今朝、荒尾の介護事業所に併設しております事務所で今週の仕事の段取りをしていますと、介護事業所の管理者が浮かぬ表情でやってきました。

「Tさんが辞めたいと言ってきました。どうしましょう。」
はあ?
誠に『はあ?』です。
先週やっと採用したのに何それ?

実を言いますと僕は2年前独立してコンサルタントの仕事をしていますが、その時この介護施設の立ち上げのコンサルをやった後、オーナーから引き続き運営を見てくれと頼まれてこの会社の責任者を兼ねております。
その関係で職員採用も僕の仕事の一環なのです。

昨年9月に36歳の男性職員が、体調不良で辞めたいと言ってきました。
前年の7月に採用した生真面目な職員さんでしたが、肥満体質が影響したのか夏ごろから“睡眠時無呼吸症候群”を発症し居眠りが頻発していました。
利用者さんの送迎業務などから外し、ゆっくり治療を進めるように言ってきた職員です。
慰留しましたが、辞めて自宅で治療に専念したいとの希望が強く残念ながら9月いっぱいで退職しました。

その間、バタバタとハローワークに求人を出したところ3名ほど応募がありました。
面接の結果、ヘルパー経験は資格のみで未経験者でしたが明るそうで一番意欲が感じられたAさんを採用しました。

そのAさん、10月から来ていただいて1週間後のこと、「辞めたい」と言う。
理由を尋ねると
『実家の父が入院して云々・・・・。』
よく意味が解りません。
管理者に聞いてみると、面接のときの意欲は勤務1日目から全く感じられず、何にしても仕事に後ろ向きだという。
なんか、裏切られた思いです。
それでも後ろ向きなひとでは利用者さんへの影響が大きく仕事にも支障がありますのでそのまま慰留せず辞表を受け取りました。

で、またハローワークに事情を話し求人をお願いしたところ、応募してきたのが51歳の男性Bさんです。
仕事をいくつか経験したあと10年間自営で軽運送の仕事をしてきたらしい。
男性で年齢的にもどうかなと思いましたが、面接してみるとなかなかに爽やかで年齢より若く感じます。
『近年仕事が激減してきたので思いきって廃業し、介護の資格をとってこの仕事をやって行こうと思いました。』
と言う。
管理者も
「資格取得の際の実習を受けられたと思いますが、現実の仕事はもっと大変ですよ、大丈夫ですか?」
と訊き返しました。
『大丈夫です。自分もしばらく父の介護をしていましたので大変さは分っています。』
ふむふむ。
「永く自営をしていたのであれば仕事の厳しさも知っている方では。」
と思い採用しました。

でもってBさん、11月から仕事開始で3日目のこと、
『あのお、急に血圧が上がって、どうも身体の調子が・・・・、自分にはやはりこの仕事は向いてないみたいです。』
と言って来た。
おいおい、勘弁してくれ!

それからまたまた求人。
しかし年末に掛かってくると待てど暮らせど応募がありません。
これまでの経験でいくとこの時期、転職を考えている人は年末の賞与を貰ってから移るのだそうで・・・・。
で、やっと年初に二人応募があって決まったのがこのTさんなのです。

自己弁護ではないのですが、この施設の給与は他の施設に比べて決して悪くはありません。
寧ろ規模が小さい新発の施設ですので他より高めに設定しています。
出来るだけ残業も少なく済むよう配慮していますし無償のサービス残業も一切させていません。
人間関係も少人数ながら良好・・・・・。
なのですが・・・・この状況。

頭を抱えてしまいます。

直近の失業率は4.1%だそうです。
完全失業者260万人。
政府も失業対策には相当お金を使っているようで、就職支援のための資格取得を進めているようです。
応募の際の履歴書を見るとどなたも失業中にヘルパーなどの資格を取っている。
失業手当を受けながら国費で資格取得。
それでも資格を生かそうとしていないのは社会の問題なのかなと疑ってみます。




Posted by 風街ろまん at 12:28│Comments(0)
 
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