2011年11月01日

コーポレートガバナンスとは

ガバナンスという言葉が、今回の事件ではチラチラと出て参ります。
そこで今日は・・・・。
昨日に続いての固い話で恐縮ですが、仕事がらどうしても書いておきたくゴメンナサイ。

『コーポレート・ガバナンス』とは広義には、企業の利害関係者の主体的な作用による意思決定、合意形成のシステムのことで、簡略に言えば、株主や経営陣による企業の管理、統治のことを指します。

通常、株主は株主総会の場で、自らが投資した会社の株の価値を最大限に高めてくれる経営陣(取締役)を任命し、更には重要な案件についての決議を行います。
経営陣は株主の寄託に応えんがために、取締役会の場で経営に関する様々な意思決定と経営状況のチェックを行い、会社をよりよく運営するよう努めます。
監査役はその意思決定が妥当なものであるかを日常的に監査(チェック)し、会社が誤った方向に行かないように監視します。

以上が株式会社における統治システムです。

中小企業で在りがちな株主=取締役=社長であれば、社長は関係者(従業員・取引先・銀行)に迷惑の掛からない範囲で、
「どうぞお好きなように・・・・。」
で済んでしまうのですが、一般的に第三者株主が多数存在するような上場企業は、そうはいきません。
不特定多数の株主からの寄託は経営陣にとって相当に重たいはずです。

しかし、そうでない経営者が日本では多いのも事実。

株主総会が一時間程度のしゃんしゃん総会で終わることをよしとする経営者は実に多いのです。
ご多分に漏れず、僕が昔勤めていた銀行の経営陣もドンピシャリそのお仲間でしたが。

会社の決算数値が経営者の通信簿であるなら、株主総会は親の前で通信簿を見せその審判を仰ぐ夏休み前の儀式ようなものです。
休みの楽しみと失意が同居したドキドキの1日。

芳しくない成績をとってしまったのなら、何故そうなったのかを縷々自己分析し、次にそうならないための手筈を説明し許しを請わなければなりません。
げんこつを恐れて項垂れることはあっても。
親の叱責をかわす為に工作するなどはもっての他だったのではありませんか?

批判されるような事実があるのであれば、それを招いた自らの経営の失敗をこそ反省すべきであり、それが自らの進退に関わるような重大なことであるとすればそれは当然ながら責任を取らなければならないことです。
普段、下の者に責任を取らせているように。

明日に続きます。
評判が悪いのは承知の上なのですが・・・・・。
病気だと思って勘弁ください。




Posted by 風街ろまん at 18:25│Comments(2)
この記事へのコメント
いつもいたく共感しながら拝見している一ファンです。

最近の記事に関して、至極まっとうな見解ばかりで、総論的にこういったモノの見方ができない現代日本人の有り様こそ嘆かわしいと感じています。

で、評判が悪い? どういったリサーチをされているのか存じませんが、もっともっとヤレ(書け)!と、胸の中で熱く声援を送っている私のような存在もおりますので、頑張ってゴチャゴチャと世相に檄をとばしてください。

言いたいことすらすっきりと伝える能力のない私のような者からすれば、風街ろまん様のログの存在は魂の救いと言っても過言ではありません。

風街ろまん様の記事で、本当に溜飲を下げています。頑張ってくださいね!
Posted by 過労により体調不良が治らない人 at 2011年11月01日 18:49
過労により体調不良が治らない人さま
そう言っていただけると本当に心が休まります。
常日頃、壁に向かって悪態をついているような虚しさ覚えていますので。
感謝!感謝!
Posted by 風街ろまん風街ろまん at 2011年11月02日 17:35
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。