2011年07月14日

なでしこジャパン

梅雨明け宣言とともに、猛暑日が続いています。
各地で夏の高校野球選手権地方大会が始まりましたね。
わが母校は今日、初戦でシードの専大玉名に2-0で敗れてしまいました。
残念!
この頃はシードされることもなくなりOBとしては張り合いがありません。
せめてベスト8位には毎年残って欲しいのですが。

熱いといえば、女子サッカーの大健闘には胸が躍ります。

世界ランク4位とは言え、本当に決勝まで残るとは思ってもみませんでした。
予選リーグでは気合だけが空回りしてイングランドに負けましたが
恐らくそのことで開き直ることができたのでしょう。
実力を見ても欧州勢に決して引けをとっていません。
現在、FIFAランキング1位のアメリカの競技人口が160万人。
驚きの数字です。
それに対して日本は今5万人だそうです。
歴然とした差があります。
このなかで勝ち上がった彼女らは凄い。

『なでしこジャパン』という名称は、2004年、女子サッカーの発展を願ったJFAが全国に公募して決めたものだそうですが、そういったサポート体制にも今日の活躍の要因があるようです。

因みに『なでしこジャパン』はJFAが商標登録しているそうです。
えらい!

今回の活躍で、日本の競技人口も一挙に広がるのではと思います。

女子サッカーが始まった当初はマスコミでも『キワモノ』的な扱いでした。
実業団的なものもなくアルバイトをしながらの選手が殆どだったようです。

全日本女子サッカー選手権が始まったのが1980年からですので、日本で認知されておよそ30年の歴史はあるようですが。
オリンピックと今回のワールドカップという世界的な大会があることが
選手には励みになるんでしょうね。
しっかりした組織のバックアップがあってこそですが。

マスコミの取り上げ方もこの10年で随分変わったものになってきました。
やはり勝たなければ駄目、始まらないということでしょうが。

さて一方で、女子野球はどうでしょう。

現在、全国高等学校女子硬式野球連盟が結成されていますが、硬式のチームは全国に6校だけあります。
また、昨年、2チームだけですが日本女子プロ野球連盟が発足しプロとして試合を行っています。
競技人口もわずかづつですが増えているようです。

戦後間もなくのこと、女子プロ野球連盟が結成された歴史がありますが、
当時は完全に興業目当ての『キワモノ』的な扱いでした。
それから間もなく消滅しています。

そうではなく、女子野球も純粋にスポーツとして、
『なでしこジャパン』のような発展を見せて欲しいと願っています。



Posted by 風街ろまん at 18:06│Comments(2)
この記事へのコメント
風街ろまん様
女子サッカー凄い事になってしまいました。
この勢いで決勝も、と思ってしまいます。
風街ろまん様の母校は結構強かったですよね、私の母校は明日2回戦で熊工と対戦です。気持ちだけでも負けないでと願います。
Posted by 金魚の郷の油屋さん at 2011年07月14日 19:44
金魚の郷の油屋さん様
野球の結果、残念でした。
健闘した試合だったと思います。
其々に、まず1勝というチームあり、ベスト8にはというチームあり、絶対甲子園!という強豪も。
其々の夏。
悔いなくと言っても、どこかで負ければ悔いは必ずあるト思いますが、
未来への糧、きっと自分を大きくしてくれるものであるはずです。
Posted by 風街ろまん風街ろまん at 2011年07月15日 22:42
 
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