2010年12月06日

HVとEV

この頃、車に乗っていて思うのです。
何だか、やたらハイブリット車を見かけるようになった気がするけど。
プリウスにインサイト、特にプリウス。

ただ、印象でものを言うべきではないとも思いましたので、今日は玉名から帰りの道すがら
すれ違う車を軒並み数えてみました。
トラックを除く四輪車全部が対象です。

大方、上熊本駅に至ろうかとしたときが1,000台目でしたが、この間すれ違ったHV車は28台でした。
2.8%です。

で、上熊本から市中心部に入ると、途端に増える。
200台までしか数えられませんでしたが、内HV車は9台。
4.5%ですので大幅アップ。

これを多いと見るかまだまだと見るか。

先日、何かの雑誌で読んだ記事では、現在個人ユーザーの四輪登録台数に占めるHV車の割合は3.6%とか。
これは日本全体の実数ではなく、無作為アンケートからの抽出ですのでそこらは正確なものではありませんが。
ただ、現在HV車以外のユーザーに、今度買換えるときはどうするかの問いに対し
32%がHV車に買い換えたいと答えていました。

このアンケートを真に受けるなら毎年シェアは5%前後で増えていくことになり、凡そ5年後には4割近い乗用車がHVに換わる筈となります。

トヨタ、ホンダはこの結果にほくそ笑んでいるのでしょうか。

しかし、どうも様子が違うようです。
ここへきて周囲の状況が微妙に変化しているように感じます。
それはEV車への脚光。

日産はこの12月から、EV車、リーフの販売を開始します。
国内では三菱のアイミーブに続く2車種目。
先日の一般道走行実験では1回の充電で200km走ってみせ実用性をアピールしました。

遅れていた充電に伴うインフラ整備も予想以上に早まるのではないかとの見方が強まっています。

尤も価格は、EV補助金を利用してもおよそ300万円とHVに比べたら割高です。
しかし風を感じます。
HVが一般化するのに10年の歳月を要しましたが、世界の流れは急速に変化しているようにも見えます。
2~3年で情勢は変わるのではないかとさえ思えます。

それは今年のロサンゼルスモーターショーでのトヨタとホンダの慌て振りからも伺われるのでは。
両社は車の未来を水素で走る 『燃料電池車』 におき、その過渡期を埋めるものとしてHV車を開発してきました。

ひとつ駒の動きようが変わるかも知れません。
世の移ろいはオセロゲームのようです。

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Posted by 風街ろまん at 20:45│Comments(2)
この記事へのコメント
風街ろまん様
自動車メーカーでなくとも参入し易い
EV車、その内値段的にもアッという車が出てくるかもですね。
Posted by 金魚の郷の油屋さん at 2010年12月06日 22:08
金魚の郷の油屋さん様
戦後まもなくガソリンが手に入らない時代にも国産の電気自動車が動いていたようです。
中国にも雨後の竹の子のようにメーカーが出てきています。
電池とモーターがあれば、の世界ですかね。
要は、充電池の能力に負う所が大きいのでしょう。
Posted by 風街ろまん at 2010年12月07日 19:27
 
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