2010年08月24日

株と為替のこと

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今日の東証株価、日経平均は前日比121円下げて、9,000円を割りました。
「株の投資はしとらんけん株価はどがんだっちゃよか。」
と素気無くせんで下さいね。
株価は景気の先行指数です。

尤も株価を決定するのは投資家の判断ですので、総べての経済指標の推移通り動く訳ではありません。
常に売り買いが交錯する投資家の心理戦で株価は動いていきます。
個人投資家の判断など全く無視して日々相場は形成されるものです。
ただ、収斂すれば景気動向を正しく写す鏡とでもいいますか。
ですから投資家に必要なのは正しい情報による大局観と忍耐だけです。

円も対ドルで85円を割り込み84円43銭になりました。
じんわりと95年当時のことが頭を過ぎる。
ドル建てで動く輸出企業からすれば痛手であることは間違いないのですが、ただ、今は超円高を経験した90年代前半とはかなり様相も異なっています。

輸出製品と言っても部品製造の多くは中国製や東南アジア、インド製であったりします。
一方では円高のメリットも受けているというのが当時との大きな違いです。
例えば、日産のニューマーチの国内販売製品は100%タイ産の輸入車。

また今の社会では、対ドルだけのストレートな動きでなく、クロスボーダーで経済は動いていますので、新聞雑誌が書き立てるような15年前の為替に対する反応とは、実際は随分違うということです。
日銀当局もそれらに対する考えもあってか、2000年始めのような大量ドル買いで為替介入することには消極的のように思えます。

それにしても、株価の下げは悩ましいことであるのには間違いありません。

この夏。
一歩事務所の外に出ると外は猛暑です。
まるでサウナに飛び込む覚悟で外出しなければなりません。
景気にこれだけの熱気が乗り移れば言うこと無しなのですが。

今はただ荒涼たる砂漠を行くが如し。
オアシスは何処に。

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Posted by 風街ろまん at 19:11│Comments(0)
 
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