2010年05月12日
中国の意志
10年前の99年、日本の輸出先の1位は米国で30.7%、中国は3位で5.6%でした。
で、10年後の09年はと言いますと1位が中国18.9%、米国が2位16.1%。
08年のリーマンショックの大不況という米国輸出の減少要素はあるにしても、たかが10年、驚くべき変化です。
輸入先の統計でいえば22.2%の断トツの1位。
もはや中国なくして日本の経済は考えられません。
さて、近年の工業生産技術において希少金属(レアメタル)なるものが存在することはこの頃のマスコミ報道で広く周知されてきているようです。
しかし国家の戦略として争奪戦が深く進行していることは余り知られていません。
特にこの2年、中国は貿易で得た多額の外貨を背景にアフリカ諸国へ分け入っています。
アフリカ諸国のインフラ整備援助などで親交を深め、採掘権を得て進出する中国企業には金融面で潤沢な資金援助を行うなどの方法により。
中国官民の一連の行動は実に明確であり、中国国家の強い意志を感じます。
中国はここに来て中国国内の基幹産業として自動車産業を自前で育成する方針のようです。
金融不況により米国のビックスリーが深手を負い、日本のトヨタ・ホンダも後退を余儀なくされたこのタイミングです。
昨年、中国は米国を抜いて国内自動車販売台数世界1位の座に就きました。
内燃エンジンを持つ自動車開発ではまだまだ国外の有力メーカーの後塵を拝している中国ですが、こと構造が比較的に単純な電気自動車開発に至っては殆ど横一線です。
時あたかもエコの時代。
何もかもタイミングがよろしい。
さて、ハイブリット車や電気自動車に絶対欠かせないものがありますがそれは何でしょう。
リチュウムイオン電池に使われるリチュウム、コバルト、ニッケル、マンガンなどのレアメタルです。
それから、心臓部のモーター磁石の強化に欠かせないのがレアアース(希土類元素)という聞きなれない金属です。
レアアースについては世界の供給量のおよそ97%が中国領チベットで産出されています。
日本はほぼ全量をこの中国からの輸入で賄ってきました。
しかしここへきて中国国内での用途が急増し輸出に回す量が激減、価格も高騰しています。
何しろ価格決定権を持っているのは中国だけなのですから。
自国の自動車製造企業の競争力を強化するには実に都合がいい。
4年後には輸出を禁止するとの噂も流れています。
日本の得意技術ハイブリット車もこれなくしては心臓部の製造が自前でできないという恐ろしい話なのです。
おまけに世界に先んじる日本の蓄電池技術もレアメタルの採掘権を中国に押さえられてしまえばなかなかにままなりません。
中国、恐ろしきかな。
これらが目の前に在る現実の変化です。
『中国人は信用できないから嫌いだ』では済まない時代に至っています。




ランキングへ清き1クリックを!
で、10年後の09年はと言いますと1位が中国18.9%、米国が2位16.1%。
08年のリーマンショックの大不況という米国輸出の減少要素はあるにしても、たかが10年、驚くべき変化です。
輸入先の統計でいえば22.2%の断トツの1位。
もはや中国なくして日本の経済は考えられません。
さて、近年の工業生産技術において希少金属(レアメタル)なるものが存在することはこの頃のマスコミ報道で広く周知されてきているようです。
しかし国家の戦略として争奪戦が深く進行していることは余り知られていません。
特にこの2年、中国は貿易で得た多額の外貨を背景にアフリカ諸国へ分け入っています。
アフリカ諸国のインフラ整備援助などで親交を深め、採掘権を得て進出する中国企業には金融面で潤沢な資金援助を行うなどの方法により。
中国官民の一連の行動は実に明確であり、中国国家の強い意志を感じます。
中国はここに来て中国国内の基幹産業として自動車産業を自前で育成する方針のようです。
金融不況により米国のビックスリーが深手を負い、日本のトヨタ・ホンダも後退を余儀なくされたこのタイミングです。
昨年、中国は米国を抜いて国内自動車販売台数世界1位の座に就きました。
内燃エンジンを持つ自動車開発ではまだまだ国外の有力メーカーの後塵を拝している中国ですが、こと構造が比較的に単純な電気自動車開発に至っては殆ど横一線です。
時あたかもエコの時代。
何もかもタイミングがよろしい。
さて、ハイブリット車や電気自動車に絶対欠かせないものがありますがそれは何でしょう。

それから、心臓部のモーター磁石の強化に欠かせないのがレアアース(希土類元素)という聞きなれない金属です。
レアアースについては世界の供給量のおよそ97%が中国領チベットで産出されています。
日本はほぼ全量をこの中国からの輸入で賄ってきました。
しかしここへきて中国国内での用途が急増し輸出に回す量が激減、価格も高騰しています。
何しろ価格決定権を持っているのは中国だけなのですから。
自国の自動車製造企業の競争力を強化するには実に都合がいい。
4年後には輸出を禁止するとの噂も流れています。
日本の得意技術ハイブリット車もこれなくしては心臓部の製造が自前でできないという恐ろしい話なのです。
おまけに世界に先んじる日本の蓄電池技術もレアメタルの採掘権を中国に押さえられてしまえばなかなかにままなりません。
中国、恐ろしきかな。
これらが目の前に在る現実の変化です。
『中国人は信用できないから嫌いだ』では済まない時代に至っています。




ランキングへ清き1クリックを!
Posted by 風街ろまん at 19:49│Comments(0)