2010年04月06日

景気のお話

今日の日経平均株価は前日より57円下げて終わりました。
しかし2月9日の9,932円を底に株価は回復基調に転じ、3月以降はほぼ一本調子で上昇しています。
今日の下げも、為替が午後から円高にぶれたことはありますが、大きな悪材料はなく、一本調子の上げへの警戒感から利益確定売りを誘った為のようです。
明らかに景気は回復してきている。
と思えます。

地方からすれば
『うっそお~!』
と言いたいところですが、内需関連銘柄の基調をみてもある程度それは裏付けられます。

ここへきて、半信半疑だった武者リサーチの大相場予測も強ち外れてはいないなと兎も角安堵するところです。

では熊本はというとこれは少し違うように思えます。
金融環境も厳しい。
県外資本が活気付くのとは裏腹に春まだ遠し、でしょうか。
農業、建設業が主たる経済の牽引役である地方は厳しいのかな。

今日、日頃から親しくさせて頂いている地元経済紙の記者の方と地元の動向のお話をしましたが、元気のいいのは健康食品や化粧品関係の通販会社ばかりのようです。
そう、今日も新聞に載っていましたが、JTBのコールセンターの熊本進出のニュースやこれら通販会社の状況を見るに、将来の熊本の経済の在りようが垣間見えてくるような気がします。

要するに、本社や工場の立地なんていうものがあまり関係のない時代になってきたということです。
ひと通りの流通の仕組みや通信インフラがあって一定の能力を持った人がいれば中央との距離はあまり問題にならない時代だといえます。
大消費地に近くなくても消費者はネットの向こうにいくらでもいる。
『ジャパネットたかた』も佐世保で充分商売になっています。

ハード生産自体が中国や東南アジアへ拠点を移しているのですから、本来であれば国内の中央だろうが地方だろうがもう関係ないはずです。
ただ足りないのはそれらの情報を制する 『知』 というやつではないかと思うのです。
『知』 の集積、集団をつくることがもっとも東京に対抗できる手段ではないかと思うのです。


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Posted by 風街ろまん at 20:36│Comments(0)
 
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