2010年01月26日

東芝 CELL REGZA

テレビというものに僕は過去3回の驚きがありました。

東芝 CELL REGZA最初はテレビそのものを初めて見たとき。

昭和35年。
小学校の1年生のとき。
近所のおっちゃんが僕の生まれた集落で初めてテレビを買った。
年賀ハガキの懸賞に当たったとかいろいろと噂はありましたが真偽のほどは定かではありません。
当時のTVの値段は主流の14型(勿論白黒)で6万5千円程度ですが、大卒初任給が1万3千円の時代ですので今の生活実感から類推すると約15倍、およそ100万円程度の感覚でしょうか。
失礼ながらそのおっちゃん、ポンと100万円出せるほどには裕福ではありませんでしたので(あくまで記憶からの推測です)やっぱり噂どおりの景品だったのでしょう。

まあまあそれはいいとして
最初に見せてもらったプロレス、いやあ感動しました。
おっちゃんちは、映画館の如く電気を消してテレビを観たのです。
ちなみに我が家がテレビを買ったのはその翌年でした。

それから3年が経ち、昭和39年。
カラーテレビというものを初めて生で見たとき。
学校帰りの電気屋のガラス越しに。
びっくりするほど綺麗でしたね、これが。
世界が総べて天然色に彩られた。

この電気屋のおやじは父の小学校の同級生なのです。
最初のテレビも父はこのおやじから買っていました。
僕はカラーテレビに感動し、このおやじが早く父にカラーテレビを売付けに来ないかなとずっとそればかり心待ちにしていました。
我が家にカラーテレビが来たのはそれから4年後だったと思います。
最初の白黒テレビから8年、今の感覚で100万円もの商品ですから8年辛抱するのも当たり前なのですが。

それから僕は就職し、結婚し、子供が生まれ、マイホームを買い、節目節目でテレビを買換えてきましたが、ただ画面が大きくなるばかりで、およそ感動することはありませんでした。

最後にテレビの変化に心が動いたのが現在の液晶デジタルというやつです。
映像の鮮明さ。
女優の顔のシワがクッキリ。
これはプチ感動です。
3年前にブラウン管テレビの画面が徐々に薄暗くなり、
『ああ、いよいよいかんばい!』
となったとき思い切ってジャパタカに電話してしまいました。

さて何で今日はテレビの話かというと、
先日、NHKスペシャルで「メイド・イン・ジャパン」という番組があっていたのです。

次世代テレビとして、各社が3Dテレビに活路を広げようとしている中で、東芝は
『Cell Reguz 55X1』
なる高機能テレビを12月に発売しました。
価格設定は100万円。
奇しくもテレビの黎明期の生活実感価格と同じです。
しかし、当時のワクワク、ドキドキの体験が付いてくるでしょうか、このテレビで。
このテレビの「売り」は8チャンネル分をいつも26時間分記憶させておくPCの10倍の能力のプロセッサーとか。
うーん、録画、そこに感動はない。

東芝 CELL REGZA各社の『3Dテレビ』にしても似たり寄ったり。
これについては、昔々(70年代)オーディオの世界に4チャンネルステレオなるものが現われたときのことを思い出します。
自分の後ろにも2チャンネルの音があり臨場感を盛り上げる・・・・・って商品。
それには専用のレコードが必要でした。
若干ながら4チャンネル対応のレコードも発売されましたがすぐに消えて無くなりました。
これって鬼っ子ですよね。
いちいち3Dグラスをかけないと意味の無いようなテレビが家庭に普及するかなあ。

ものづくりや技術力への拘りは判るけど、無理やりつけたこんな付加価値・・・・。
「価値」って買う側が認めなければ価値じゃないよね。
世界に冠たる大手メーカーが揃いも揃って商売下手だなあ。


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Posted by 風街ろまん at 20:17│Comments(0)
 
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