2010年01月14日

南阿蘇で

朝から仕事で南阿蘇の観光事業者の会社へ。
往く道すがらの道路、昨日の雪はすっかり解けてなくなっていましたが、西原のⅩ橋や俵山トンネル付近まで行くと山陰部分にまだ残雪があります。
恐るおそるの車を尻目に、スタッドレスを履いた僕の車はワリワリと走るのでした。
ハハハ!
さあ、トンネルを抜けて目に飛び込んでくる南阿蘇の山々は見事な黒と白のコントラストに縁取られていました。
写真でしか知りませんが信州南アルプスに似た佇まいです。

南阿蘇で阿蘇はご存知のとおり、北部を小国郷、中央部を阿蘇谷、南部を南郷谷と呼びます。
同じ阿蘇とは言えそれぞれに全く違った顔を持っています。
阿蘇谷に生まれた僕は、毎日々々、緩やかな盆地と遠くに連なるゆったりとした五岳を眺めながら育ちましたので、南郷谷から見た迫ってくるような五岳と外輪山の姿はどこか異質なものに思えてしまいます。
特にこの季節、雪を頂いた山肌のリアリティ感は凄い。
アスペクタ辺りは一瞬山が襲ってくるような迫力と張り詰めた沈黙を感じます。

今日もそんなことを思いながらクライアントのところへ。

そう、こういった自然の環境で四季をながめつつ風を肌に感じつつ観光に携わる仕事をするというのは、誠に羨ましいことだと思います。
余裕があれば僕もそういった生き方がしたい。
と思う。
しかしそれはあくまで『人生の楽園』のおはなし・・・・趣味や余生の世界のおはなしです。

そうです、自己満足に終始していては目標を見失います。
自分自身が満足していてはプロの仕事になりません。
ギャラリー感覚ではお金をいただいてお客様に満足を提供するプロデュースなんてできない。
と反省。

さて、今日お伺いした会社の社長はそんなふわふわした人ではありませんでした。
父上の代からの仕事を膨らませるべくハードもソフトもいろいろと作りこんできた人です。
営業の手法もよく研究しており社会のトレンドも相応に知覚している。
振り返って、過去の戦略も大筋では間違っていないと思われます。

しかし彼は今、困窮している。
原因はちょっとしたことです。
ちょっとしたことの積み重ねが無視できない重石になっている。
その岐路が何処にあって、何処でそれを見逃したのかを調べなければなりません。
それが再生のスタートです。

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Posted by 風街ろまん at 20:49│Comments(0)
 
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