2009年10月15日
日本の空にこだわって
昨日の新聞に赤い飛行機が写ったチラシが入っていました。

『フジドリームエアライン、11月より新しい割引運賃スタート』
なんでも、予約時の空席情況によって運賃が変動する国内初の料金体系とか。
熊本―静岡便は今年の7月に富士山静岡空港の開業に合わせ就航したものですが、直近の搭乗率はまだ発表になっていません。
しかし就航3ヶ月で全線料金を弄っているところを見れば芳しくないのは確かなようです。
最初、よりによってなんで熊本―静岡?
と思いました。
しかし、静岡といえば浜松発祥のホンダ。
FDA(フジドリームエアライン)の親会社である鈴与(綜合運輸業)はホンダの製品運輸下締め。
多分、ホンダ熊本製作所と静岡の接点なのでしょう。
FDAは当初就航が難航すると見ていたJALの静岡―福岡便に入るつもりだったようですが、静岡県がJALの同便に搭乗率70%を下回った場合の運行保証を付けてしまったため思い通りにならなかったようです。
運行保証とは搭乗率が満たなかった部分について乗客一人当たりナンボかを県が支払うということです。
自治体が民間会社へ事業保証を付けるなんてちょっと信じられません。
それだけに富士山静岡空港の運営について本当のところは、県側にも相当な危機感があったのでしょうね。
(但し前石川知事に代わる現川勝知事は今後保証の廃止を明言しており、再生過程にあるJALは同便より撤退が検討されています。)
JALを就航させるための事業保証。
そこに開業したばかりの富士山静岡空港の危なさが見えていると思われませんか?
静岡県の人口は379万人、熊本県のちょうど2倍です。
今回、静岡市と浜松市がそれぞれ周辺合併により政令指定都市となりました。
県としてはこれだけの人口と経済的なキャパがあり空港を持ってないのはおかしい、という理屈で空港建設を進めたようです。
しかし静岡は、もともと東海道新幹線で東京と名古屋の間に位置することから大都市間の移動には困っていません。
また飛行機の利用については、県東部は羽田へ西部はセントレア(中部国際)へと使い分けており、アクセス上の大きな不便があったわけでもありません。
今でもアンケートでは県民の大半は新空港の存在に疑問を感じているようです。
いずれにしても建設認可時の需要予測利用者106万人に対して、同様にすったもんだした神戸空港の予測実績乖離状況から実際は70万人程度だろうとの算出予想資料が公開されています。
この予想に照らせば毎年3億円以上の赤字補填が必要のようです。
赤字補填に変わるメリットが果たしてあるのか?
赤字補填とは当然税金で穴埋めすることですから、一部のものの利益に供することは基本的にあってはならず全納税者が公平に負担するということです。
ややこしいことがもうひとつ。
富士山静岡空港は地方管理空港なのですが、建設事業費の50%は国の社会資本整備事業特別会計空港整備勘定から出されています。
特別会計というベールに包まれた国の別のポケットなのですが出処の半分が国である以上、地元県民負担に加えて一様に国民負担が生じるということなのです。
静岡県の面子のために何ゆえ僕の税金が?
と思ってしまいます。
しかしこれがまた熊本の別の事業に置き換えてみると、攻守ところを換えてこちらが責められる立場になります。
なんで?
責任をとるべき肝心の方々は何処行ったの?
需要予測をしたのは国の空港整備部会というところです。
族議員なる方々が後でごそごそしたところです。
次回はついでにお隣の佐賀空港を検証してみようかな。
大成経営コンサルティンググループ
(株)船井財産コンサルタンツ
九州相続相談センター
お問合せ:fzc-m@taiseikeiei.co.jp

『フジドリームエアライン、11月より新しい割引運賃スタート』
なんでも、予約時の空席情況によって運賃が変動する国内初の料金体系とか。
熊本―静岡便は今年の7月に富士山静岡空港の開業に合わせ就航したものですが、直近の搭乗率はまだ発表になっていません。
しかし就航3ヶ月で全線料金を弄っているところを見れば芳しくないのは確かなようです。

と思いました。
しかし、静岡といえば浜松発祥のホンダ。
FDA(フジドリームエアライン)の親会社である鈴与(綜合運輸業)はホンダの製品運輸下締め。
多分、ホンダ熊本製作所と静岡の接点なのでしょう。
FDAは当初就航が難航すると見ていたJALの静岡―福岡便に入るつもりだったようですが、静岡県がJALの同便に搭乗率70%を下回った場合の運行保証を付けてしまったため思い通りにならなかったようです。
運行保証とは搭乗率が満たなかった部分について乗客一人当たりナンボかを県が支払うということです。
自治体が民間会社へ事業保証を付けるなんてちょっと信じられません。
それだけに富士山静岡空港の運営について本当のところは、県側にも相当な危機感があったのでしょうね。
(但し前石川知事に代わる現川勝知事は今後保証の廃止を明言しており、再生過程にあるJALは同便より撤退が検討されています。)
JALを就航させるための事業保証。
そこに開業したばかりの富士山静岡空港の危なさが見えていると思われませんか?
静岡県の人口は379万人、熊本県のちょうど2倍です。
今回、静岡市と浜松市がそれぞれ周辺合併により政令指定都市となりました。
県としてはこれだけの人口と経済的なキャパがあり空港を持ってないのはおかしい、という理屈で空港建設を進めたようです。
しかし静岡は、もともと東海道新幹線で東京と名古屋の間に位置することから大都市間の移動には困っていません。
また飛行機の利用については、県東部は羽田へ西部はセントレア(中部国際)へと使い分けており、アクセス上の大きな不便があったわけでもありません。
今でもアンケートでは県民の大半は新空港の存在に疑問を感じているようです。
いずれにしても建設認可時の需要予測利用者106万人に対して、同様にすったもんだした神戸空港の予測実績乖離状況から実際は70万人程度だろうとの算出予想資料が公開されています。
この予想に照らせば毎年3億円以上の赤字補填が必要のようです。
赤字補填に変わるメリットが果たしてあるのか?
赤字補填とは当然税金で穴埋めすることですから、一部のものの利益に供することは基本的にあってはならず全納税者が公平に負担するということです。
ややこしいことがもうひとつ。
富士山静岡空港は地方管理空港なのですが、建設事業費の50%は国の社会資本整備事業特別会計空港整備勘定から出されています。
特別会計というベールに包まれた国の別のポケットなのですが出処の半分が国である以上、地元県民負担に加えて一様に国民負担が生じるということなのです。
静岡県の面子のために何ゆえ僕の税金が?
と思ってしまいます。
しかしこれがまた熊本の別の事業に置き換えてみると、攻守ところを換えてこちらが責められる立場になります。
なんで?
責任をとるべき肝心の方々は何処行ったの?
需要予測をしたのは国の空港整備部会というところです。
族議員なる方々が後でごそごそしたところです。
次回はついでにお隣の佐賀空港を検証してみようかな。
大成経営コンサルティンググループ
(株)船井財産コンサルタンツ
九州相続相談センター
お問合せ:fzc-m@taiseikeiei.co.jp
Posted by 風街ろまん at 19:59│Comments(0)