2009年05月26日

相続セミナーやってます

当社では流通団地会館で月一セミナーをやっています。
明日が今月の開催日です。

例月ですと参加者12,3人のこじんまりしたセミナーなのですが、今月はどうしたことか、
あっという間に定員になりました。
以後も毎日数名の電話申し込みがあり、次回参加のお願いをしているような状況です。
有難いことだと社員一同感謝しています。

セミナーの内容は相続から、事業継承、資産運用、経営改善とメニュー豊富なのですが、何故か、参加は相続に固まっています。
それだけ身近なのでしょうか。
本当は経営改善にも、関心をもっていただきたいのですが。
世のニーズは別のところにあるようです。

毎回講師2名でやってますが、僕は、相続の事例からのお話をさせていただくつもりです。

先日のことです。
『だから言わんこっちゃない! 』
ということが在りましたので少し触れてみます。

一昨年のこと、昔から農業を営み今では見事な新興住宅地に変貌した地域に住むAさんが遺言書を書くので立ち会ってくれと依頼がありました。
公証人の前で作成する公正証書遺言です。

当時Aさんは90才。
3人の子供さん(何れも40歳過ぎの社会人ですが)がいます。
現在Aさんと同居しAさんの面倒を看ている長女。
すぐ近くに住む次女。
学校卒業後から家を出て横浜に住む長男。
よくある親子関係です。

さて、遺言の中味について尋ねますと、長女次女については成る程ですが、長男については3千万円の現金が全てというものでした。
3千万円と言えば普通は小躍りしそうな金額ですが、Aさんの純資産(資産から負債を差し引いたもの)は4億何某かです。
3等分だったら1億円を超えてもおかしくない。
『長男は、家業の手伝いをする訳でもなく、親の面倒を看たわけでもないから3千万円でも十分です。』

お気持ちは察しますが、それでは遺留分に満たない、後々問題が起こる可能性があります。
一考を促しましたが、聞き入れられませんでした。
遺留分とは、どんなに遺言とかで決めてあっても、相続を主張できる最低限の権利のことです。
子供さん方それぞれの遺留分は約7千万円ほどあります。

昨年10月、Aさんは上記の遺言を残し大往生を遂げられました。
長女さんは遺言どおりにするという。
長男さんの反応を気にして大丈夫ですかと尋ねると、亡き父上と同じ主張。

先日、分割案に基づいた相続申告予定表を長男さんに送付すると早速、
『自分にも言いたいことがある』
と連絡がありました。
ああ、いよいよバトル開始です。

親は兄弟だからと言いますが、親という扇の要がなくなると、兄弟の絆なんてあっけないものです。
だって夫々に旦那あり、嫁さんあり。

明日はそこいらの怖さをお話します。





Posted by 風街ろまん at 23:53│Comments(2)
この記事へのコメント
相続対策は本当に大事ですよね。
別にお金持ちじゃなくても、すべき手続きは同じですし。
ワタシが仕事で出会ったおばあちゃんは、法定相続で、疎遠になった夫の兄弟探しと実印と印鑑証明取るのに難儀して泣いてました。・・・続きを楽しみにしてます!
Posted by 地元市民地元市民 at 2009年05月27日 01:27
地元市民さん
相続は税そのものよりも
争いごとの方が不幸ですね。
手続きも大変です。
Posted by 風街ろまん風街ろまん at 2009年05月27日 09:41
 
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