2009年04月07日

教える 育てる 疲れる

教える 育てる 疲れる
我が社にも今週から新人が入りました。

それで思い出したのですが、先々週のNHKの『プロフェッショナルー仕事の流儀ー』では「教える、育てるプロ」のコツを特集していましたね。

茂木氏がこれまで出演した多くの育てのプロフェッショナルの仕事を分析した結果、共通項があったのだそうです。

その共通項とは

「相手の自発性を尊重し、敢えて教えない。」

茂木氏は言います。

「相手の自発性を尊重することが、相手の脳の可能性を一番活かすことになり、結果として、最大の効果を引き出すんです」

自発性は、いつ出るかわからない。
だから、粘り強く待ち続けるのが基本だ。
だが、ただ待つだけではなく、相手の様子をよく観察することが大切だ。
観察するのは、相手の微妙な変化。
わずかな疑問や興味などの“自発性の芽”は、よく観察していないと見えてこない。


自発性の芽を見つけたら、その時すぐにアクションを起こします。

「知りたい」という欲求が高まると、脳はその答えを受け入れようと準備をするそうです。

このとき教える側が本気の行動をとれば、答えはより強く記憶に刻まれると。

未知の世界へ果敢に挑戦する心を育むために、茂木氏が注目するキーワードが

 「安全基地」 

安全で安心できる場所という意味で、例えば、赤ちゃんにとっての保護者が「安全基地」にあたります。
茂木氏は、「安全基地」になるためのポイントを4つ挙げました。

①やりたいことをやらせる。
②応援団に徹する。
③欠点も受け入れる。
④困ったときこそ手助けする。


「安全基地」は、子供を育てるときだけでなく、職場で部下を育てるときにも重要だと、彼は言いました。

「そばで見守っている存在=安全基地があるからこそ、人は安心して新しいことに挑戦できるようになるんです」

これってなかなかできないことです。
教えてしまえばそれで済むのですが、「敢えて待ち続け見守る」には沢山の辛抱とエネルギーが必要です。
この2日間、教えようとする欲求を封印するとストレスが莫大にたまりました。
ほんなこつ疲れます。




Posted by 風街ろまん at 20:49│Comments(2)
この記事へのコメント
はじめまして^^

この春中学校に入学する息子に対して、
こうありたいと思いながらも・・・・・

なかなか難しいです^^;

早速メモとらせていただいたので、目に付く所に貼りまぁす!!
Posted by ヒロミヒロミ at 2009年04月07日 21:41
ヒロミさん

ありがとうございます。
特に我が子となると複雑ですね。
毎日見ていると、ひとつひとつが辛抱できません。
中学生ともなると子育てはいよいよ佳境です。
ご検討をお祈りします。
Posted by 風街ろまん風街ろまん at 2009年04月07日 23:41
 
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