2009年03月24日
『出向』への警告
先々週の土曜日、30人弱の小さな集まりに出席しました。
昔、職場を同じくした同郷出身の現役からOBまでの集まりです。
毎年同じ顔ぶれで、話題と言えばちまちまっとした昨日今日明日の狭い世界の話ばかりですので出たくないが本音なのですが、昔、お世話になった先輩もおられるので1年置きには顔を出しています。
さて、となりに座った56歳の先輩に、
『カード会社に出向されたそうですね。』
すると、
『いやあ、すぐ辞めたよ。喧嘩して・・・・。』
ゲゲッ!
『じゃあ、今は?』
『ああ、もう10ヶ月ばかり無職。どこか働き口はなかね?』
ナカトオモイマス。
銀行の人事で日常的なものに「出向」という制度があります。
「出向」と一口に言っても、若いときに県や外郭団体や大口取引先へ1~2年の期限付きで行く出向、
これはどちらかと言えばキャリアパス的性格のものでネガティブではありません。
銀行で言う大方の場合の「出向」は、概ね50歳を過ぎたシニアを組織外に出すことを意味します。
「出向先」は殆どが銀行の取引先です。
期間は1~2年とはなっていますが、実際は期間を過ぎたところで「転籍」。
「転籍」とは勤務が取引企業であっても籍が銀行にある「出向」と違って、勤務も籍もその取引企業となることを言います。
要するにその時点で「銀行員」身分でなくなる訳です。
「出向」とは言え戻り道のない「片道キップ」しか持たされません。
『あとはその会社の決まりに沿って頑張って頂戴。』
「出向」の辞令にはあぶり出しでそう書いてあります。
銀行の事情によっても違いますが、この頃、その「出向」年齢が早くなっています。
以前は54歳前後でしたが、最近では50歳を過ぎたらそろそろです。
要するにリストラです。
定年が65歳になろうかというこの時代、あとの約15年をどうします?
勿論本人には「出向先」の選択権がありません。
第二の自分の人生なのに自分ではそれを選べません。
だから、先ほどの先輩のごとく、「合わずに辞めた。」という事例がゴロゴロしている訳です。
銀行員は一般企業に比べて高給だと叩かれますが、一方でこう言う悲哀も持っています。
「転籍」した途端、転籍先の会社が倒産したという悲しい話も稀にあります。
だから銀行員諸氏は覚悟しておかなければならないということが沢山あります。
「出向」身分のうちはまだいいのですが「転籍」と同時にあなたの肩からは「銀行」の看板が外されます。
看板が重荷だったひとは身軽になったことを嬉しく思うのでしょうが、看板にしがみついて生きてきたひとはいきなり風邪を引いてしまいます。
ガンダムで言えばモビルスーツから出てきたただのひとと同じですね。
30年近く銀行員でいると看板の存在をついつい忘れてしまうのは仕方ないことかも知れませんが、自分の本当の力の評価を間違えていては自分を不幸にするだけです。
まだ現役バリバリの内にできるだけ早く気付いたほうがいい。
そしたらスキルアップの必要性が理解できるだろうし人生も変わっていくと思います。
生意気を言ってみました。
大成経営コンサルティンググループ
http://www.taiseikeiei.co.jp
(株)船井財産コンサルタンツ熊本
http://www.funai-zc.co.jp
お問合せ:fzc-m@taiseikeiei.co.jp
昔、職場を同じくした同郷出身の現役からOBまでの集まりです。
毎年同じ顔ぶれで、話題と言えばちまちまっとした昨日今日明日の狭い世界の話ばかりですので出たくないが本音なのですが、昔、お世話になった先輩もおられるので1年置きには顔を出しています。
さて、となりに座った56歳の先輩に、
『カード会社に出向されたそうですね。』
すると、
『いやあ、すぐ辞めたよ。喧嘩して・・・・。』
ゲゲッ!
『じゃあ、今は?』
『ああ、もう10ヶ月ばかり無職。どこか働き口はなかね?』
ナカトオモイマス。
銀行の人事で日常的なものに「出向」という制度があります。
「出向」と一口に言っても、若いときに県や外郭団体や大口取引先へ1~2年の期限付きで行く出向、
これはどちらかと言えばキャリアパス的性格のものでネガティブではありません。
銀行で言う大方の場合の「出向」は、概ね50歳を過ぎたシニアを組織外に出すことを意味します。
「出向先」は殆どが銀行の取引先です。
期間は1~2年とはなっていますが、実際は期間を過ぎたところで「転籍」。
「転籍」とは勤務が取引企業であっても籍が銀行にある「出向」と違って、勤務も籍もその取引企業となることを言います。
要するにその時点で「銀行員」身分でなくなる訳です。
「出向」とは言え戻り道のない「片道キップ」しか持たされません。
『あとはその会社の決まりに沿って頑張って頂戴。』
「出向」の辞令にはあぶり出しでそう書いてあります。
銀行の事情によっても違いますが、この頃、その「出向」年齢が早くなっています。
以前は54歳前後でしたが、最近では50歳を過ぎたらそろそろです。
要するにリストラです。
定年が65歳になろうかというこの時代、あとの約15年をどうします?
勿論本人には「出向先」の選択権がありません。
第二の自分の人生なのに自分ではそれを選べません。
だから、先ほどの先輩のごとく、「合わずに辞めた。」という事例がゴロゴロしている訳です。
銀行員は一般企業に比べて高給だと叩かれますが、一方でこう言う悲哀も持っています。
「転籍」した途端、転籍先の会社が倒産したという悲しい話も稀にあります。
だから銀行員諸氏は覚悟しておかなければならないということが沢山あります。
「出向」身分のうちはまだいいのですが「転籍」と同時にあなたの肩からは「銀行」の看板が外されます。
看板が重荷だったひとは身軽になったことを嬉しく思うのでしょうが、看板にしがみついて生きてきたひとはいきなり風邪を引いてしまいます。
ガンダムで言えばモビルスーツから出てきたただのひとと同じですね。
30年近く銀行員でいると看板の存在をついつい忘れてしまうのは仕方ないことかも知れませんが、自分の本当の力の評価を間違えていては自分を不幸にするだけです。
まだ現役バリバリの内にできるだけ早く気付いたほうがいい。
そしたらスキルアップの必要性が理解できるだろうし人生も変わっていくと思います。
生意気を言ってみました。
大成経営コンサルティンググループ
http://www.taiseikeiei.co.jp
(株)船井財産コンサルタンツ熊本
http://www.funai-zc.co.jp
お問合せ:fzc-m@taiseikeiei.co.jp
Posted by 風街ろまん at 08:22│Comments(0)