2009年03月07日

冬来たりなば春・・・

冬来たりなば春・・・
この1,2週、愚図ついた天気で、3日前は東京周辺も雪とかで騒いでいましたが、今日は朝から快晴です。
肌寒さはあっても空気が軟らかく、春の息吹を肌で感じ取れます。

しかし、現実世界は冬景色でしょうかね。

                                   (彼岸桜)
こうしていると思うんですが、株価と気温はよく似ています。
今頃であれば、春、夏に向かっていることは確実でも日々の気温は行きつ戻りつ。
しかし俯瞰してみると大筋の線は暖かい山の方に向かっています。
8月の頂点に向けて。
その8月も、真夏日の続く茹だるような8月もあれば、寒々とした雨の日が続く冷夏の8月もあります。
バブル景気もあれば2003年以降続いた実感のないだらだらの好況もあるように。

ただ、両者が異なっているのは季節には1年という定まったサイクルがありますが、株価(景気)には決まりがなく、今が1年のうちの何月頃にあたるのかがわからないということです。
これが1番厄介です。

このところを気候に喩えると、平成19年8月くらいから急な秋風が吹き始め少しづつ肌寒くなって冬めいていたところ、一旦小春日和が暫く続き(20年4~6月)、
『この冬も気象予報士が言う程寒くはならないんじゃあ・・・』と
フェイントが掛かったところでいきなり、
気圧配置は西高東低の絵に描いたような冬型になり、20年9月にドカーン。
世界中大雪と大寒波の到来です。

大富豪のリーマンさんが凍死したんで世界中で震え上がって大騒ぎ。冬来たりなば春・・・
すると巷では、メリルさんもシティさんも風邪引いて寝込んでるんで危ないんじゃないかとか。
2,3年前から不摂生で糖尿病を患っていたゼネモーさんとクライさんは、この寒さで肺炎を併発して生死を彷徨っているけどもう薬代がなくなったからと寝床で医者を呼んでいるとか。
医者の方は助かる見込みのない患者にさらに延命治療をするかどうか悩んでいるとか。
米国発の大型ハリケーンは予想を上回り本領発揮です。
肝心の日本はといえば
『冬来たりなば春遠からじ』
なんてのんびりしてる場合ではなくなってて大量の凍死者に右往左往する始末。
日本は米国への出稼ぎで生計を立ててるのに、向こうの仕事がさっぱりでいまは貯金を食いつぶしている状態です。
ニューヨークが凍りついたとき、2004年のハリウッド映画『デイ・アフター・トゥモロー』を思い出しました。
ただ年の所為でストーリーの結末を思い出せません。
ハッピーエンドだったような気はしますが。

余談ですが、こんなとき日本政府は何を思ったか
『よし、国民は寒いだろうから全員に“ほっかいろ”を配って温まってもらおう。』
と金庫の奥の畳の下から2兆円を出してきました。

記者:総理は“ほっかいろ”を貰われるんですか?
A総理:『いやあ、僕はバーバリーのコートとマフラーがあるからいらないよ。貰うか貰わないかは矜持の問題だ。』
なんてね。

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Posted by 風街ろまん at 12:42│Comments(0)
 
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