2009年03月04日
老いる 限界集落
僕の田舎に住む父は今年で84歳になります。
この10年で膀胱癌で2回手術し、4年前には大動脈瘤破裂。
もう駄目かと思いましたが、日赤病院の優秀なスタッフのお陰で奇跡的に命を取り留めました。
その後、緑内障で入院し、持病の腎臓で入退院を繰り返しています。
今年になり、年明け早々腎臓から体調を崩し入院。
一旦退院しましたが再度悪化したため、ついに (ワンステップ)
嫌っていた透析を開始しました。
2001年に母が突然の脳梗塞で先立ってからは一層寡黙になった父です。
この頃、老いるということはこういうことなんだと実感します。
日曜日の深夜、TBSの『ワンステップ』という番組で、山口県の離島に大工見習いの若者達が老人世帯の家の補修に奮闘するという話があっていましたね。
若者の姿は清々しく感動しました。
驚きはこの島の人口の89%が65歳以上ということでした。
離島に限らず山間部でもこういった限界集落と呼ばれるコミュニティが増えていると聞きます。
政府や自治体側はインフラの整備や維持に相当の行政コストがかかるからと頭を痛め、なかには集団移住計画を立てる自治体もあるとやら。
しかし、不経済だ、で切って捨てられる問題ではありません。
人がそこに住まうという事実には土地への愛着や先祖への思いなどいわく言いがたい理由があるはずです。
昔、子供たちが生きる為にと次々に都会めがけて去っていった事実と同様に、そこでしか生きていけない人々の営みがあることを僕たちは重たく受け止めなければならないのだと思います。
若い頃、山間地を車で移動中のこと、傾斜地に思わぬ新しい民家が建っているのに出会い、何だってまたこんな不便なところにわざわざ新築するのか理解し難いと思ったものでした。
しかし考えてみれば、その営みを不便だとする価値観は都会に住む側のものです。
「人が折り重なるように生きている都会の雑踏こそ不便で暮らしにくい。」という相反する価値観も存在し、ふたつの間に上下差はないんだ、とやっとこの頃になって思えるようになりました。
老いた父の姿と出て行った田舎の風景が重なり・・・・。
『あんたたちがそんな所に住んでいるからお金がかかるんだ、平地に引っ越せ。』なんて言う行政の声が本当だとすれば不遜です。
金銭を得る為に子供たちが村を捨て都会に出始めてたかだか100余年。
年老いた父母をおいてでも村を出なければ生きていけない社会を放置し続けた為政者の責任は重たいと思います。
人も通らない高速道路を通す位ならもっとやれることがあったはずです。
今になって地域格差を云々してももはや修復できないほど村は活気が失われ傷んでいます。
大成経営コンサルティンググループ
http://www.taiseikeiei.co.jp
(株)船井財産コンサルタンツ熊本 お問合せ
http://www.funai-zc.co.jp fzc-m@taiseikeiei.co.jp

この10年で膀胱癌で2回手術し、4年前には大動脈瘤破裂。
もう駄目かと思いましたが、日赤病院の優秀なスタッフのお陰で奇跡的に命を取り留めました。
その後、緑内障で入院し、持病の腎臓で入退院を繰り返しています。
今年になり、年明け早々腎臓から体調を崩し入院。
一旦退院しましたが再度悪化したため、ついに (ワンステップ)
嫌っていた透析を開始しました。
2001年に母が突然の脳梗塞で先立ってからは一層寡黙になった父です。
この頃、老いるということはこういうことなんだと実感します。
日曜日の深夜、TBSの『ワンステップ』という番組で、山口県の離島に大工見習いの若者達が老人世帯の家の補修に奮闘するという話があっていましたね。
若者の姿は清々しく感動しました。
驚きはこの島の人口の89%が65歳以上ということでした。
離島に限らず山間部でもこういった限界集落と呼ばれるコミュニティが増えていると聞きます。
政府や自治体側はインフラの整備や維持に相当の行政コストがかかるからと頭を痛め、なかには集団移住計画を立てる自治体もあるとやら。
しかし、不経済だ、で切って捨てられる問題ではありません。
人がそこに住まうという事実には土地への愛着や先祖への思いなどいわく言いがたい理由があるはずです。
昔、子供たちが生きる為にと次々に都会めがけて去っていった事実と同様に、そこでしか生きていけない人々の営みがあることを僕たちは重たく受け止めなければならないのだと思います。
若い頃、山間地を車で移動中のこと、傾斜地に思わぬ新しい民家が建っているのに出会い、何だってまたこんな不便なところにわざわざ新築するのか理解し難いと思ったものでした。
しかし考えてみれば、その営みを不便だとする価値観は都会に住む側のものです。
「人が折り重なるように生きている都会の雑踏こそ不便で暮らしにくい。」という相反する価値観も存在し、ふたつの間に上下差はないんだ、とやっとこの頃になって思えるようになりました。
老いた父の姿と出て行った田舎の風景が重なり・・・・。
『あんたたちがそんな所に住んでいるからお金がかかるんだ、平地に引っ越せ。』なんて言う行政の声が本当だとすれば不遜です。
金銭を得る為に子供たちが村を捨て都会に出始めてたかだか100余年。
年老いた父母をおいてでも村を出なければ生きていけない社会を放置し続けた為政者の責任は重たいと思います。
人も通らない高速道路を通す位ならもっとやれることがあったはずです。
今になって地域格差を云々してももはや修復できないほど村は活気が失われ傷んでいます。
大成経営コンサルティンググループ
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Posted by 風街ろまん at 20:16│Comments(0)