2008年12月15日

商道徳を考える①

この頃、すっかり忘れていた『商道徳』という言葉を思い出させる機会が続きました。
ひとつは、先ごろ一挙に破綻した米国の大手証券会社(投資銀行)の呆れた実態です。
彼らは誰が見ても、それは無理だろうっていう怪しげな住宅ローン商品を、いろんなものと混ぜ合わせて世界中に売ってしまいました。悪名高いミートホープや三笠フーズと何も変わりません。
それから彼らに迎合したとしか思えない、フィッチ、ムーディーズ、スタンダード&プアーズなどの格付け機関。
訳が解らん金融商品を、住宅価格が上がり続けていたので実質のデフォルトが殆どなかったという理由だけで投資適格と格付けしていました。農水省の失態とあまり変わりません。
及びサーベラーズなどのP・E(プライベートエクイティファンド)やヘッジファンド。
彼らは企業をどういう手を使ってでも安く買いたたいて高く売ることで、利益を手に入れてきました。
企業倫理関係なし。バブル時の地上げ屋と同じです。

加えて今回判かったビッグスリーの経営者の高慢な意識。
自社専用飛行機で乗りつけ自分たちに経営責任はないとほざきました。

余談)サーベラーズはクライスラーの株式の8割を持っており、クライスラーの破綻回避のため米議会へ盛んにロビー活動を展開しているようです。上院はそれに反発したとか。

なんだかなあ。

1980年代後半の不動産バブルが作った自信過剰日本とその後に続く奈落の果ての自信喪失日本のギャップは、その後20年近く敗戦後の日本と同様に日本人にアメリカ信奉を植えつけてきました。
グローバルスタンダード、金融ビッグバン、会計原則、株主重視・・・・。
確かに透明性ある優れた考え方で、曖昧で分かりにくい日本型経営の改善には随分役立ったのも事実ですが、「行き過ぎ資本主義」の弊害も生み出しました。
ライブドア、村上ファンド事件など。
小泉内閣が成立させた、労働派遣法の改悪も。
(以下後日)

大成経営コンサルティンググループ
http://www.taiseikeiei.co.jp
(株)船井財産コンサルタンツ熊本
http://www.funai-zc.co.jp



Posted by 風街ろまん at 13:43│Comments(0)
 
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