2008年12月12日

人口についてふっと考えれば

熊本県は平成10年に186万人でピークアウトしました。平成11年からわずかですが人口は日本全体に先駆けて減少に転じました。それでも平成14年まではまだ自然増(転入転出を除いた、純出生と純死亡の差)が続いていましたが15年からはそれも減少となっています。
日本全体の傾向なのですが、県の未来を考えると厳しい結果ですね。その意味するところは、とりもなおさず生産も消費も今後は縮小していくということですから。
人間が、この地球の限りあるものをただ消費していくだけの存在であるのなら、災害や病苦とかでなく人間の数が適正になることそのものは悪くないことです。そうすれば確実に地球における人類の生存リミットは先送りされることになります。
歴史人口学の研究者である鬼頭宏氏によれば、縄文時代の日本の人口は10~25万人ということです。たったそれだけの人口しか日本全土に散らばっていなかったと言うことです。狩猟主体の生活スタイルでは実際にこれだけの人口だけしか食わすことができなかったのでしょう。その後稲作が始まり食料をストックできるようになり、また農業技術の進展で生産性が高まるに従い人口は増加していきます。
明治を迎えたときから現在まで、日本の人口は3倍になってます。どう思われますか、これを。
先進諸国の人口動態が減少に転じる一方、発展途上国は猛烈な勢いで増加しています。僕たちも生きる糧を全体でシェアしていく方向へ舵をきる時期に来ているのではないかと思うこの頃です。
地球環境との調和の中で人類はどこまで生存していけるのでしょうか。
こんなことを考えれるのは、まだ食べていくことに余裕があるということでしょうか。
う~む・・・・。


大成経営コンサルティンググループ
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Posted by 風街ろまん at 08:46│Comments(0)
 
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