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2008年12月05日

携帯電話にまつわる親子の話

橋下大阪府知事の携帯持込禁止発言で議論沸騰してますね。

知事賛成派は「学校に必要ない。」「ネット環境が問題。」
知事反対派は「塾とかで防犯上必要。」まれに「携帯は現代の必要アイテム、正しい使い方を学ぶ為にも」という訳の分からない評論家がいましたが。
各サイトの書き込みを見ると9:1で賛成派に軍配。不思議なのは若い人と思われる方の書き込みのほうが圧倒的に賛成(携帯は必要ない)していること。
なかにはこんな書き込みがありました。
A『ここで携帯は持っていてもいいというのは10代。20代以上のネットを常に使う人間なら持たない方がいいと判断するはず、一般で持った方がいいと言う人間は多分普段携帯でネットをやらない人間』
多分20代のひとかな。
逆に反対派で
B『別に学校に何を持って行こうが、個人の自由だろうが。俺らが携帯学校に持っていくことで、なにか不利益でもあんのかよ!!あと携帯なくて加藤みたいな通り魔とかに襲われたら、橋下が責任取って生き返らしてくれんのか?あ?ものはもっと考えてから言えや!』
という高校生のアンチャンらしき人からの意見も。
このアンチャンも自分の意見を書き込むなんて醒めてなくていいですね。ある意味、嫌いじゃないですね。ハハハ・・・

思うんですが、問題の根底は、今の親と子の関係。もっと突き詰めれば今の親の常識のなさですかね。
今の親の世代を数えてみると、そのまた親は団塊世代。だから多分にB君たちの親は団塊二世です。
僕が高校生の頃、ニューファミリーなんて言葉が流行りました。要するに戦前から引き摺ってきた家族関係(夫と妻/親と子)を全否定して、親子夫婦で買い物や旅行を楽しむ新世代の生活スタイルというイメージだったようですが、親と子の関係が仲間・友達関係とすっかり混同されてしまっていたようです。
戦前世代の親に小言ばかり言われ反発できなかった彼らが等しく憧れた親子関係なんですね。親と子がお揃いの服を着て友達のように街を歩く・・・・所謂ファッションの範疇です。それから子供の喜ぶ物分りのいい親の演出です。
そこにはこどもが育った将来に対する責任など微塵もありません。
その中で育ってきたのがB君の親たちです。この世代の特徴は公共的な責任や義務にはお構いなしでやたら権利だけ主張する傾向があります。この頃流行のモンスターピアレンツ世代。
「子供に何かあったらどう責任をとってくれるの!」
「おいおい、なんばいいよっとかい」です。

B君みたいなことを平気で言わせているのはまさに、そのナンチャッテ親だ。
『・・・個人の自由だろうが。・・・なんか不利益でもあんのかよ!』
確かに君の自由だけど、不利益があるのは君自身なんだがなあ。
授業中にメールしようがネットやろうが他のクラスメイトに迷惑かけなきゃ無視すりゃいいだけのことだけど、将来君が仕事にもつけず生活ができなくなったからって国は面倒みないよ。親の責任でやってくれ。それで結構って一筆書いてくれ。
世の中が悪いって秋葉原なんかで刃物振り回すことだけはしないでね。ってことですよ。

中小企業のコンサルやってると会社の問題より経営者の親子関係に振り回されます。
結局それが会社の問題なんですけどね。



大成経営コンサルティンググループ
(株)船井財産コンサルタンツ熊本
http://www.taiseikeiei.co.jp



Posted by 風街ろまん at 15:03│Comments(0)
 
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