昨日、父の病院見舞いで家内と阿蘇へ行く途中のことです。
国体道路長嶺辺り、お昼を回ってましたので何処ぞでなんか食べようということに。
中華料理の『K』を過ぎたところに 『M家』 なる食堂風の店が見えました。
ついこの前までここは 『・・・・の里』 とかいう料理屋だったような記憶がありましたが。
『ああ、変わったんか。』
駐車場に入ると車はなかなかに多くて盛況の様子。
はためく幟を見ると、どうやら件の 『M家』 は惣菜弁当の 『H』 が始めた専業食堂らしい。
最近開業したばかりのようです。
因みに 『H』 は惣菜弁当店の一部スペースで麺類、丼物を安価に提供しています。
ファミレス、カフェなどのように家族連れやご婦人方が寛いで食事をするには些か粗雑ではありますが、
サラリーマンや腹を減らした高校生たちがお腹を満たすにはちょっと手ごろ感があります。
安くて美味い、早い、肩がこらない、となかなかに使い勝手がよろしい。
この頃では、食事スペースを広く小奇麗に改装した店もよく見掛けますので、盛況ぶりが窺われます。
かくいう僕も家内もユーザーでありますが。
お店に入りました。
『H』 店と同じに発券機が置いてあります。
『H』 店と違うのは、定食メニューまであるためか発券機が2台。
『ほお~。』
僕も家内も、いつもの 『H』 店にはないメニューを選択。
ちょいと楽しみ。
食券を厨房窓口のおばちゃんに渡し一つだけ空いていたテーブル席に座りました。
食器返却口の前です。
返却口は幅およそ2mの3段になっていましたが、返却された御膳がびっしり並んでいます。
『ほう、賑わっとっとばいなあ。』
それから店の中を見渡しつつ、家内とうだうだ話しておりましたが、一向に呼ばれない。
『満席でおばちゃん達も大変かねえ。』
と同情。
そのうち、食事を済ませた後ろの席の家族がお膳を持って返却口に。
しかし置くスペースがないようで食器を持ってうろうろ。
『あのう、置かれんのやけど。』
と奥のおばちゃんに言うと
「そのまま、テーブルに置いといて下さい、こっちで片付けますから。」
とおばちゃん。
しかし暫く立ってもおばちゃん、一向に片付けに来る気配がない。
『それにしてもまだやろか。』
斜め後ろを覗くと30前後の二人連れのひとりが立ち上がって厨房のおばちゃんを睨んでいます。
『おい、なあんしよっとかい!』
うちより先に座ってた二人連れです。
そうこうするうちに後ろの食器が片付いてないままのテーブルに別の二人連れ。
『なあん、誰だろか、片付けんまま帰ってから・・・・。』
と怒っている。
おばちゃんは、片付ける食器は溜まっているわ、厨房はてんやわんやしてるわで中外をうろうろするばかり。
全然掃けない。
こっちも流石にだんだんと腹がたってきた。
食券控えに印字されている発券時間は13:01。
『もう30分経っとる。』
ここは安い分フルセルフで、CSなどのフードコートと同じシステムなのですが、嘗てフードコートでもこんなに待ったことはありません。
普通、オープンして間もなくの店であれば本部の担当者が常駐して、オペレーションの状況などを観察しているものですが、それらしき者もいませんし店長らしき者も見当たりません。
貧乏ゆすりしながら
『なんばしよっとかいなあ。』
で、呼ばれたのが36分後です。
厨房窓口に注文の品を取りに行くとおばちゃんはふたり。
申し訳なさそうな顔で、
「スンマセーン、スンマセーン・・・・。」
顔は上気して気の毒なほど。
この繁忙時に洗い場のおばちゃんと3人で廻しとるっちゅうこと?
おい、『H』の本部さん!
いかんよ、こんなことでは。
どんなに安かろうと美味かろうと。
今日来た客は僕も含めて2度と来まっせえ~ん。