女子陸上部創設に期待

風街ろまん

2010年10月29日 18:35

今朝の熊日の一面見られました?

『 H銀行 23年4月女子陸上部創部 』

だそうです。

どうやら実業団女子駅伝出場を狙っているようですね。
昨年の鹿児島銀行陸上部創部に触発されましたか?

陸上に限らず、このところの不況から実業団は廃部が相次いでいて、企業スポーツは曲がり角に来ていると言われています。
熊本ではニコニコドーや壽屋ららら、NEC九州の陸上部が廃部に。

熊本は以前から中学、高校の指導者に恵まれ、才能のある陸上選手を輩出していますが、一方で地元に受けいれ企業はなく、みんな県外に出て行くのが常です。
寂しいことだと思っています。

そういう中なのでこのニュースは熊本の陸上ファンにとって喜ばしいことに違いありません。

銀行の陸上部といえば、大南姉妹が所属していた東海銀行、大島めぐみのあさひ銀行、原万里子の富士銀行、地方銀行では十八銀行、北陸銀行、最近ではお隣の鹿児島銀行。

都市銀行の陸上部は銀行同士の合併に翻弄された上で経営合理化の名の下、総べて廃部になりました。
公的資金を受け入れと引き換えの『経営健全化計画』の十字架の下では抵抗できなかったという次第。

プロ野球と違って、実業団には契約金も高い年俸もありません。
会社が梯子を外してしまえば、どうすることもできないのが実業団です。

H銀行、誰が監督になるのかわかりませんがいい選手が集まるといいですね。
チームを作る以上は、どうか彼女らの走る意欲を最大限に引き出すためのバックアップをお願いしたい。
彼女らは企業人なのですが第一に勝つことが義務付けられたアスリートなのですから。

企業が実業団を持つ意味はいくつかあると思います。
企業の知名度を上げることもひとつですが、チームの試合を通じて社員の求心力を強くすることの意義方が大きいと思います。
それから今度のH銀行さんのような地方企業の狙いは地域貢献と自らが地域の求心力の中心的役割を務めることをアピールすることではないのかな。

『金は出すが口は出さない』
これが実業団チームを持つ企業の覚悟であり暗黙のルールだと思います。

決して投げ出さないように、宜しく!




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