選挙ヤッテマス

風街ろまん

2010年07月06日 20:07


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土曜日から風邪を患ってしまいました。
土曜、日曜と、どこも行かず寝っ転がって過ごしましたが、いずれにしても雨。
気分が昂揚しません。
今日あたり持ち直してはきましたが、まだ本調子ではありません。

暑かったり冷え込んだりです。
夏の風邪は堪えます。
皆さん、お気を付けられますように。

それにしても参議院議員選挙の候補者も、この雨の中で大変です。
県の立候補者の政見放送はひと通り見させていただきました。
しかし、どうも対立軸が曖昧です。
なんだかふわふわしている。

まず、肝心の自民と民主ががっぷり四つに組んでいない。
米国の共和、民主のように路線の違いがよく見えません。
共和党は「小さな政府」を目指し、政治があまり民間に介入することをよしとしない。
一方、民主党は「大きな政府」により、政治が富の再配分に関わることでの万人の幸せを目指しています。

日本はどうか。
というと、過去の自民党の政策をみる限り、超「大きな政府」政策でした。
自由主義経済圏にありながら、社会主義かと思うような内容。
国民皆保険、皆年金。
地方の隅々、山の頂上までまでインフラ整備が行き渡っている。
米は赤字だろうが何だろうが、全量、国が買い上げ。

この政策の行き着いたところが、多額の財政赤字と官僚主導国家ですので、それはぴしゃり当たり。
唯一、「小さな政府」を目指したのが小泉政権の5年間でしたが、その後の3人でなし崩しです。

今回、自民党が民主党のばら撒き批判をやってますが、何のことはない、両党同根。
と思うのです。

小さい政府と大きい政府、どっちがいいとも言えませんが、少なくとも富の再配分は必要です。
それは誰もが平等に感じるものでなければなりませんが、これが困難。
立ち位置によって平等の定義が違うことはどうしようもありません。
このためにも、選挙で選択するしかないのです。

しかしですね、候補者は政策の光の部分しか言わない。
光があれば必ず陰が存在する訳で、それをごまかしてしまうから嘘っぽくなってしまう。
選挙対策Q&Aみたいなアンチョコがこっそり出ている。
有権者を子ども扱いするのも甚だしいと思ってしまいます。

だから僕は、敢えて辛い選択を口にする候補者を選びたいと思っているのですが、今のところ誰も名乗り出てきません。
困りました。

投票日の11日まであと5日です。
棄権だけは止めましょう。
ベストでなくっても、せめてベターを!
どんな時代が来ても文句を言わない覚悟ができているのなら構いませんが。